2021年08月30日

令和3年度第2回新卒者研修会参加記

「第2回新卒者研修を終えて」
山梨リハビリテーション病院 飯沼直美

 この度、ZOOMにて開催された第2回新卒者研修に参加させていただきました。今回は、笛吹中央病院の山田 徹先生より「認知症サポーター養成講座」というテーマで講義をしていただきました。
 普段から認知症の方にお会いすることは多く、私自身、関わり方について悩むことがたびたびあったため、今回の講義は大変貴重な学びとなりました。講義を通して「認知症」に対する考えが一変しました。これまでは「認知症」というと、徘徊、暴力・暴言、易怒性などの行動・心理状態が介護者の負担を増大させるという負のイメージを抱いていました。しかし、人々が問題行動とみなしているBPSD(認知症の行動・心理症状)はその背景・要因をたどると、認知症の方が生活上の困難さに適応できていないために起こるものだと改めて学び、関わり手が適切なケアを行い、認知症の方が安心して生活できる環境を作ることが重要だとわかりました。
 今後、日本ではますます認知症の方が増加していきます。認知症患者様が楽しく過ごすことができる関わりをしたり、地域社会に住むお年寄りに対し日頃から積極的にコミュニケーションをとったりして、認知症の方が安心して生活することのできる環境作りをしていきたいです。

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posted by 山梨県言語聴覚士会 at 20:29| 新卒者研修会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月10日

令和3年度第1回新卒者研修会参加記

「第一回新人研修を終えて」
甲州リハビリテーション病院 森田夏海

 この度、ZOOMにて開催された第一回新卒者研修会に参加し、内山先生より「言語聴覚士の職務と役割」というテーマで講義をしていただきました。
入職してから四ヶ月が経ちますが、知識も経験も足りないということを日々実感し、自分が言語聴覚士として適切な訓練を実施できているのか、リハビリの時間が患者様にとって意味のあるものになっているのか、と自問自答を繰り返す毎日です。
今回の研修で、言語聴覚士の役割や心構え、リハビリテーションの目的を学び、患者様が今後どのようなコミュニティの中で、どのように社会生活に参加していくのか、という視点を持つことの大切さを認識しました。同時に、今の自分は患者様の退院後の生活を具体的に想像出来ていないことを痛感しています。また、言語聴覚士として自分がどうあるべきか、どうなっていきたいかという点を改めて考えることができました。言語聴覚士としての知識や技術を身につけるとともに、人としての教養を深め、広い視野で患者様の障害や生活を捉えて患者様の生活を支えることのできる存在になれるよう、日々精進していきたいと思います。

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posted by 山梨県言語聴覚士会 at 13:04| 新卒者研修会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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