「第6回新卒者研修を終えて」
甲州リハビリテーション病院 石間戸香穂
この度、第6回新卒者研修「標準失語症検査」に参加させて頂きました。今回も例年とは異なりZoomでの画面越しの研修となり残念ではありましたが、3名の先生方に検査を実施してみての疑問や悩みに対して丁寧に回答して頂きながら、講義を展開して下さり大変有意義な時間となりました。講義では、標準失語症検査の概要からマニュアルに載っていても見落としがちな部分や、マニュアルに載っていないけれども被験者に負担をかけずに素早く検査が進められるようにするためのコツを教えて頂きました。特に標準失語症検査の下位項目の口頭命令に従う、短文の書取は実際に検査を取っていても、ヒント提示をするべきか、どのタイミングで声をかけるべきなのか、評価段階はどうしたらよいか悩むところでしたので、講義だけではなく、実際に動画を用いながら記録の練習をしたり、評価段階の検討させて頂き、一層標準失語症検査についての理解が深まりました。また検査の手順だけではなく、被験者とのラポートを崩さないようなちょっとした声かけも重要であると実感しました。今回の講義を糧とし、検査を実施するよう心がけていきたいと思います。