第5 回新卒者研修会に参加して
山梨県立中央病院 依田 華
11月17日に開催された令和3年度第5回新卒者研修会にWeb にて参加させて頂きました。今回は、「摂食嚥下障害」をテーマに佐々木蘭子先生(春日居サイバーナイフ・リハビリ病院)の講義を受講しました。
当院は急性期であり、何よりも先に経口摂取の可否の判断が必要となってきます。そんな中で、適切な評価の実施ができているかどうか、患者様を誤嚥させてしまったらどうするのかという恐怖心と戦っています。また訓練で思うように結果が出せず、経管栄養のまま回復期病院へ転院してしまうこともあり、力不足を痛感しています。
今回の講義を通じて、もう一度基礎を振り返ることの大切さを学び、今後は患者様のQOLを守るためにも今以上に知識や経験を積み重ねていきたいと感じました。
第5 回 新卒者研修を終えて
甲府城南病院 草田 菜絵
令和3 年度第5 回新卒者研修に参加しました。今回は、「摂食嚥下障害」をテーマに、春日居サイバーナイフ・リハビリ病院の佐々木蘭子先生の講義を受講しました。入職して半年が過ぎ、摂食嚥下障害に対するリハビリを行うことも多くなり、自分の行っている評価や訓練は本当に正しいのだろうか、と日々の臨床に不安を感じることがあります。また、直接訓練は患者様の身体に直接影響を及ぼすため、リスク管理についても細心の注意を払わなければならず、適切な評価の重要性を感じていました。
今回もZOOM での講義となり直接ご指導いただくことはできませんでしたが、初心に戻り摂食嚥下障害の病態、評価や訓練のポイントについて整理する貴重な機会となりました。また、市販の訓練道具を買わずとも工夫次第で訓練で活用できることも学ぶことでき、今後の臨床の参考にさせていただきたいと思いました。
佐々木先生のお話にもあったように、食事は人間らしい生活の営みであり、喜びを感じることが出来る行為です。嚥下機能の評価・訓練の技術を磨きながらも、「もし自分が食べられなくなったら」という視点を忘れずに、責任を持って患者様と関わっていきたいとより一層感じました。