第6 回新卒者研修を終えて
あけぼの医療福祉センター 藤原 やよい
令和3 年度第6 回新卒者研修に参加させていただきました。今回は、「コミュニケーションの基礎」をテーマに、中村晴江先生(甲府城南病院)の講義を受けました。今回の講義から、コミュニケーションは、言語面だけでなく、ジェスチャーや微妙な手足の動きなど非言語の部分も大きく関わってくるということ、そして、話し方だけでなく聴き方にもスキルが必要であるということを改めて学びなおしました。私は就学前のお子さんに言語訓練を行っていますが、「ことば」に着目してセラピーを行っていることが多いことに気がつきました。今回の学びから、“間合いの取り方”や“表情を読み取る力”を伸ばしていくことや、相手のお話を聴く姿勢づくりもコミュニケーションをとるうえでは必要になってくるということを実感しました。そのため、このようなスキルを身につけられるような取り組みを日々のセラピーでも取り入れていくようにしたいと思います。
また、コミュニケーションの専門家というプライドをもって、普段からも心が深く通い合えるようなコミュニケーションをとれるように心がけたいと思います。
第6 回新卒者研修を終えて
笛吹中央病院 尾形晶子
ZOOM を使用しリモート開催された、第6 回新卒者研修会「対人コミュニケーションの基礎」という、甲府城南病院の中村晴江先生の講義を受講しました。臨床では、様々な理由でコミュニケーションに困難さを抱えている方が多いため、改めてコミュニケーションとは、と考える良い機会となりました。コミュニケーション能力を高めていくということは相手のことを内面深く理解し、自分のことを内面深く理解してもらうことというお話がありました。まず自分自身を理解し、さらに頭の中をしっかり整理して伝えることの大切さを痛感しました。しかし、コミュニケーションは言語に比し、非言語の方が相手に伝わるメッセージ量が多いことを知り、積極的に「聴く」姿勢を意識できるよう心がけ、まず聴く力を鍛えていきたいです。
本質をとらえ、他者を感じ、そして勇気をもった言語聴覚士になれるよう、また、表面だけではなく、相手をしっかりみてコミュニケーションが取れる言語聴覚士になれるよう、今回の講義を活かし、精進していきたいです。