甲州リハビリテーション病院 山本 大暁
2022年度第4回新卒者研修会に参加させていただきました。今回は「失語症」、「高次脳機能障害」をそれぞれテーマとして、桂川謙祐先生(甲府城南病院)と元木雄一朗先生(甲州リハビリテーション病院)の講義を受けることができました。今回の講義を受けることにより、失語症、高次脳機能障害の基礎知識の確認から、タイプ分類の意義と方法、患者様を診る上で重要な情報収集について、さらには実際の症例からの失語症の症状の確認等をすることができ、患者様の問題点及びその抽出作業、その上での訓練プログラムの立案までの流れを考えるにあたって、非常に重要に感じました。
実際の患者様を目の前にしたとき、知識不足、経験不足から患者様の問題点、必要な訓練内容を分析、判断する際、困難性を感じておりました。
今後は、今回の研修会で学んだことを生かし、言語聴覚士としてよりよいリハビリテーションを患者様に提供できるよう精進していきたいと思います。
以上
山梨県立ろう学校 藤田 芝圭美
第4回目の新卒者研修は,高次脳機能障害と,失語症についてでした。学校勤務の私にとって、失語・高次脳機能障害は、大学の講義で学んで以来触れる機会がほとんどなく、畑違いで敷居の高い領域です。恐る恐る参加した研修会でしたが、お二人の先生から「まずは患者様をよくみること」「自分の仮説をたてること」「分からないことを先輩に聞くこと」の大切さをお話頂きました。これは、どの領域でも、教育でも大切なことであると感じました。実践の中で、自分の見立て・評価に自信が持てず迷うことも多い日々ですが、「最初は自信がなくて当たり前」というエールを講義の中で頂きました。これから言語聴覚士としての基礎的な知識をしっかりと身に着け、様々な可能性を考えるための領域をこえた広い視野をつけていきたいと思いました。新卒者研修は、言語聴覚士としては一人職場の私にとって、様々な領域のことを先輩方から教えて頂ける大変貴重な場です。この様な機会を頂けることに感謝して、今後も研鑽に努めていきたいと思います。



