2024年02月14日

令和5年度第5回新卒者研修会参加記

第5回新卒者研修会を終えて
湯村温泉病院  五味 優真
 第5回新卒者研修会では、失語症についての大変勉強になる講義を受けることができ有意義な時間となりました。私自身、失語症のある方の評価ではなんとなくSLTAを実施してしまっていたり、点数の低い項目ばかりに注目して訓練立案をおこなったりしていました。それぞれの側面で評価できる言語モダリティーが異なる事を理解して、患者様の負担に配慮し、必要最低限の検査や根拠のある適切な訓練を行っていきたいと思います。また、失語症のタイプ別に症例の映像を見せていただきました。新造語やジャルゴンなど教科書の文面でしか見たことのない発話特徴を映像で学ぶことで、どのような発話なのか理解を深めることができました。このような研修の機会を設けてくださった県士会の先生方と講師の元木先生、日々の臨床でお忙しい中、大変ありがとうございました。
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2024年01月03日

令和5年度第4回新卒者研修会参加記

「第4回新卒者研修を終えて」
湯村温泉病院 松村梨里香

 この度、第4回新卒者研修にて高次脳機能障害について講義をしていただきました。講義の中では高次脳機能障害の概念や鑑別診断、情報収集やラポート形成など患者様を診るにあたってとても大切なことを学ぶことが出来ました。
 私自身、学生時代から高次脳機能障害についてはとても興味深く、勉強に取り組んでいました。しかしSTとして臨床に出て、複雑な高次脳機能障害の症状をもつ患者様は多く、学校で学んだ障害像と紐づけることがとても難しいと実感しています。今回の講義を経て、評価するにあたり検査はもちろんですが、日常生活場面やカルテ情報、脳画像など様々な視点から評価を行っていくことが大切であると改めて学ぶことが出来ました。また謙虚で真摯な態度ももちろんですが、障害像を把握し、しっかりと説明ができるよう知識をつけていくことで患者様にも信頼されるSTになれると思いました。今回学んだことを活かし、日々の臨床でもたくさんの患者様と関りを持ち、質の高いリハビリテーションを提供できるように精進していきたいと思います。このような貴重な学びの機会を設けていただきありがとうございました。
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2023年12月02日

令和5年度第2回新卒者研修会参加記

 令和5年度第2回新卒者研修は、約4年ぶりに集合開催となりました。一堂に会し、講義を聴講している新卒者の先生方は、オンラインでは伝わりにくい講師の先生方の熱意をより強く感じ、真剣に学んでいる様子でした。第3回以降は、再びオンライン講習となりますが、「一度でも同期の顔を直接見ながら会話することができてうれしい」との感想がありました。

「第2回新卒者研修を終えて」
甲州リハビリテーション病院 金子優実

 この度、第2回新卒者研修に参加し、STに求められるコミュニケーション能力について講義をしていただきました。今回の新卒者研修は今年度初の現地開催であり、このように対面で講義をいただける貴重な機会をいただけたことに、心から感謝申し上げます。
働き始めてから早半年が過ぎ、その中で様々な自身の課題が見つかりました。その一つがコミュニケーション能力です。患者様とのラポート形成や、リハビリの実施理由の伝え方など実際の臨床の場では沢山の場面でコミュニケーション能力が求められます。今回の講義で「相手を理解」することと共に「自分を理解」してもらうことが大切と学びました。今までの臨床で自分はどの程度自己開示ができていたか思い返すと十分でなかったと反省しました。
患者様にしっかりと向き合い、その人に最適なリハビリを行うためには、まず信頼関係ができていなければならないと思います。謙虚で真摯な態度を忘れず、相手の立場となって考えられる信頼できる言語聴覚士となれるよう、精進していきたいです。

第2回新卒者研修(5.11.15)②.jpg第2回新卒者研修(5.11.15)①.jpg
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